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B型肝炎は性行為でも感染するの?リスクを減らすための予防方法や対処法

性行為が原因で感染する病気として、多くの方はクラミジア・淋菌・梅毒・HIVなどを思い浮かべるかもしれません。近年はこれらの病原体に加えて、性行為によってB型肝炎ウイルスに感染するケースが増えています。以前はB型肝炎ウイルスは、集団予防接種などの医療行為によって伝染が拡大する場合が少なくありませんでした。現在は日本国内で医療行為が原因でウイルスに感染する恐れはありませんが、性交渉が原因で病原体が人から人に伝染するケースが増えています。

B型肝炎ウイルスは感染者の血液中に含まれるので、感染源の血液に接触をすると他の人にうつる危険性があります。病原体は唾液・涙・汗などの体液には含まれませんが、精液や膣分泌液中には含まれています。このため、性行為の際に性分泌液に接触をすることでウイルスがうつる恐れがあります。性交渉の際に皮膚が接触をした際に傷口から出血をしていると、血液を通して病原体が伝染するケースも考えられます。男性の同性愛者であれば、コンドームを着用しないでアナルセックスをした時に傷口から出血をしてうつることもあります。

B型肝炎ウイルスは血液や性分泌液に接触をすることが原因で感染する恐れがあるので、性交渉の際に男性がコンドームを着用することである程度の予防効果が期待できます。性器性交以外であれば避妊をする必要がありませんが、病気を防ぐためにはコンドームを着用する必要があります。

注意すべき点はB型肝炎ウイルスは非常に感染力が強いことで、HIVと比較して50~100倍と言われています。そのため仮に性行為の際に男性がコンドームを着用したとしても、完全に予防することはできません。コンドームが破損したり、性器以外の皮膚に接触をした際に傷口などを通して病原体が感染する危険性があるからです。

性行為の際にB型肝炎を予防するためにはコンドームだけでは不十分なので、ワクチン接種を併用することができます。ワクチン接種を受けることでウイルスに対する免疫を獲得することができ、肝炎を予防することができるからです。免疫を獲得すると、少なくとも15年間は感染を予防する効果が持続することが確認されています。

B型肝炎ワクチンの接種方法ですが、4~6ヶ月間に合計3回皮下注射で接種をおこないます。若い人ほど免疫を獲得しやすいことが知られていて、乳幼児であればほぼ100%の確率で免疫を獲得することができます。20歳までに予防接種を受けると非常に高い効果が期待できますが、40歳を過ぎると免疫の獲得率が80%台に低下します。